Meiryo’s blog

やってみて詰まったことを備忘録として残すブログ

PLATEAUで公開された3D都市モデルをUnityに入れてみた

※この記事で紹介しているのは
LOD1(色なしの箱型)のモデルの読み込みのみです。
LOD2(テクスチャ付き)のモデルは
読み込めませんでした。

国土交通省が主導して進めている
プロジェクト「PLATEAU」から
東京23区の3D都市モデルが
公開されたいうことを知りました。

ありがたいことにこの3D都市モデルは
商用利用も含めて無償で使わせてくれる
そうなのでUnityに入れてみたいと思います。

3Dモデルのダウンロード

3Dモデルが公開されているページはこちら f:id:meimaru:20210328044222p:plain

Unityで扱うにはFBX形式が良いと思うので
FBX形式のページに行きます。
f:id:meimaru:20210328044302p:plain

ページに飛ぶとたくさんの連番のファイル名の データがあるのですが
これだとどれを取ればいいのかわかりませんね。

まず「東京都23区構築範囲図」というのを
見てみましょう。

構築範囲図を開いてみると、
何番のファイルがどこの区に対応しているかが
わかります。
秋葉原の3Dモデルを使ってみたいので
台東区が含まれている
533946のファイルをダウンロードしてみました。

ファイルの解凍

ダウンロードしたファイルを解凍してみると
4つの圧縮されたフォルダが出てきました。
この中から「LOD1」を解凍します。

マニュアルLearningページ
見てみての予想ですが
LOD1には箱型のモデル、
LOD2には屋根付きのモデル、
DEMには標高のデータ?が入ってるのではないかと。
bridはわかりません。

ファイルをUnityに読み込ませる

3Dモデルをダウンロードしたページに戻り、
今度は東京都23区構築範囲拡大図を見ます。
1/4とか2/4とかなっているやつです。
これを見て自分が使いたい箇所の3Dモデルを
選びましょう。

f:id:meimaru:20210328044733p:plain
ここでなにも考えず全部入れようとするとこうなって
インポートが終わらなくなります。

f:id:meimaru:20210328044935p:plain LOD1はこんな感じでした。
予想通り箱型ですね。

LOD2を入れようとしたが失敗

入れてみようとしたのですが
デカすぎてインポートに時間がかかり、
断念しました。

Twitterで検索してみたらやっぱりLOD2は
読み込めないとのツイートを見つける。
読み込めても重くてなにかするにはきつそう。

LOD2を入れるために模索して見つけたこと

誰かできる人が居るかもしれないので
一応記載しておきます。

マニュアルが置いてあるページ
「3D都市モデルのデータ変換マニュアル」が
あります。このマニュアルの
「建物データのサーフェスのマージ」を
行うと読み込みが軽くなるかも・・・?

しかし、このマニュアルに書いてあることを
行うには有料ライセンスの
FMEというデータ変換エンジンソフト
必要です。

この他になにかやり方見つけたら追記します。

【追記】LOD2の軽量化

軽量化するプログラムを作られた方が
いらっしゃいました。
こちらで紹介されています。