【UE5】レベルのインスタンス化を使って極め本のメッシングをした時のメモ
極め本の8章で行うグレーボックスと
スタティックメッシュ用のサブレベルを作成して
メッシングをする作業と同じことをLevel Instancingを使って
やってみた時のメモです。
環境
Unreal Engine 5.0.3
- Persistent Levelが無いことについて
- グレーボックスをBlocking Volumeに変換する
- レベルインスタンスを作成する
- レベルインスタンスの編集とメッシング
- Blocking Volumeをメッシュに戻す
Persistent Levelが無いことについて
初めは本と同じくサブレベルを作成してメッシングを行う
予定でした。
しかし、レベルウィンドウを見てみると
"This feature is disabled when World Partition is enabled"
(ワールド パーティションが有効な場合、この機能は無効になります)と
という表示がありパーティスタントレベルがありませんでした。
ドキュメントを見てみたら
World Partition は、[Games] カテゴリにあるプロジェクト テンプレートの多くで、
デフォルトで有効になっています。
という記述を見つけ、UE5からはこれを使っていくことが
推奨されているような雰囲気を感じたので今回使ってみました。
グレーボックスをBlocking Volumeに変換する
①モデリングモードを開く
②BlockingVolumeに変換したいオブジェクトを選ぶ
③VolumesのMsh2Volを選ぶ
④NewVolumeTypeでBlockingVolumeを選ぶ
⑤Acceptを押す
これでグレーボックスを変換できます。
レベルインスタンスを作成する
以前のサブレベルの代わりに使うのがこれだと思います。
(よくわかってないので詳しくはドキュメントを読んでみてください。)
グレーボックスを全部選択します。そして右クリックをして
Level→Create Level Instanceを選択します。
ダイアログが出ますがOKを押します。
レベルを保存します。
これでグレーボックスがまとまりました。
レベルインスタンスの編集とメッシング
まずメッシュを1枚置いてレベルインスタンスを作成します。
ここでうっかりグレーボックスの方を上書きしないよう
気をつけてください 。
保存したらメッシュを選択して右クリックをして
Level→Editを選択します。
すると、選択したレベルインスタンスのみ操作できるようになります。
他のものは触れなくなるので誤操作がなくなります。
メッシュを置き終わったらDetailsのCommit Changesで
変更を確定します。
これで極め本と同じメッシングができるようになりました。
Blocking Volumeをメッシュに戻す
Blocking Volumeをメッシュに戻したい場合
Vol2Mshを使うとメッシュに戻せます。
この画像は左のVolumeをメッシュに戻すところです
実効するとメッシュに戻ります。
が、メッシュとマテリアルが変わります。
以上です。
まだ触りたてでわからないことばかりなので
なにかあったら追記します。
参考
極め本のグレーボクシングをModelingTools(UE5早期アクセス)で作成する ジオメトリブラシ(BSP)とModelingTools